漫才/爆弾

三人：はいどうも、サイレンスです。

宝来：ボケ担当の宝来です！

長野：同じくボケ担当の長野です

真弓：ツッコミ担当の真弓です。よろしくお願いします。

宝来：さぁ、頑張っていきましょうね！！

真弓：元気ですね。その元気を分けてもらいたいぐらいですよ。

宝来：そりゃ朝にレバ刺しとにんにく食べて出かける直前に赤マムシ飲んできましたからね！　いくらでも分けてあげますよ！

真弓：すいません、元気分けてもらわなくて結構です。そのメニューアレ目的じゃないですか

宝来：もう下半身が

真弓：やめなさい。序盤から下の話はまずいでしょう

宝来：じゃあ終盤にでも

真弓：そういう事じゃないですから。いたってシンプルなネタやりましょうよ

長野：そうですよ、シンプルでオーソドックスなネタが一番です

宝来：じゃあ単純なネタやりましょうか！

真弓：単純とか言わないで下さい。シンプルです。

宝来：シンプルですか。じゃあ早速参りましょう、コント「爆弾処理班」！

真弓：こらこら。全然シンプルでオーソドックスじゃないですよ

宝来：爆弾処理して失敗して爆発して死ぬという非常にシンプルなネタですが？

真弓：その内容をシンプルと認めたくないですし、笑いが取れる気がしないです

長野：じゃあ僕が考えたネタをやりましょうよ

真弓：考えたネタがあるんですか？

長野：それでは参ります、コント「タンスに小指をぶつける」

真弓：嫌です。そのコントはお断りです

長野：タンスに小指をぶつけるだけという非常にシンプルなネタですが

真弓：さっき同様笑いが取れる気がしませんし、短時間で終わってしまいますよ

長野：一応５分間なんですが

真弓：引き伸ばしすぎですよ。どう見ても無理があるでしょう

宝来：あ、「爆弾製作」って言うのはどう！？

真弓：シンプルって言葉理解してます？

宝来：シンプルでしょ？　じゃあ「コンビニ」でいいですよ

長野：仕方がないからいいですよ

真弓：何で僕がわがまま言ってるみたいになってるんですか。コンビ二でいいならコンビニのネタやりますけど・・・

宝来：「爆弾コンビ二」ね

真弓：何でさっきから爆弾がかかせないんですか

宝来：爆弾が好きだから！！

真弓：その発言、爆弾発言って言いますから。覚えといて下さい

長野：まぁまぁ、この爆弾魔は放っておいて・・・あ、放ったら爆発しちゃいますね

真弓：しません。人間は爆発しませんから。

長野：素直に「コンビニ」でいいんじゃないんですか？　強盗が入ってくるという形のコントで

真弓：そうですね。僕と長野君は店員やるんで、宝来君は強盗やって下さい。

宝来：分かった！！

真弓：それでは参ります、コント「コンビニ」

宝来：ういーん！

長野：いらっしゃいませー。

宝来：爆弾を出せ！

真弓：売ってないですから。爆弾はそんな手軽な物じゃないですし

宝来：じゃあ金を出せ！　出さないと殺すぞ！

長野：ひぃ、分かりました、すぐに用意します！

宝来：警察に連絡する素振りを見せたら、この爆弾でお前らごと木っ端微塵にしてやる！

真弓：あなたも巻き込まれますよ。自爆じゃないですか

宝来：ふっ、バカだな。時限爆弾だよ！　セットしてから３分後、半径５km以内で大爆発が起きるのさ！

真弓：結局巻き込まれるじゃないですか。たった３分で５km以上走れないですよ

宝来：俺は高校時代陸上部だったのさ！

真弓：陸上部どころかタイソン・ゲイでも末続慎吾でも不可能ですよ

長野：お、お金用意しました。

宝来：よーし、いくらだ？

長野：さ、３００万です。

宝来：そうか。・・・おい！　温まってないじゃないか！

真弓：札束を温める理由がどこにあるんですか。

宝来：箸は！？

真弓：しかも食う気なんですか

宝来：うるさい！　よくも反発しやがったな！

真弓：正常な事を言っただけですけど！？　逆切れですか？

宝来：別の爆弾を使う時が来た様だな！

長野：べ、別の爆弾？

宝来：ふっふっふ、実は下半身の大事な所に爆弾を仕込んで置いたのさ！

真弓：どんな所にしまってるんですか！

宝来：精の付く食べ物を食べてきたからな。ほれ、あそこにあるアイドルＤＶＤを再生しろ！　すぐに爆発するぞ！

真弓：わーっ、わーっ！　ストップストップ！　強制終了っ！

長野：何で止めたんですか？

真弓：分かるでしょ！　察してくださいよ危ない発言だって！

宝来：最初の方で「じゃあ終盤にでも」って言ったじゃないですか！

真弓：それを許可してないですから！　あまりの酷い下ネタ発言にビックリしましたよ！

宝来：でも爆弾でしょ？

真弓：認めません！　爆弾だとしてもここで公表する必要はないです！

宝来：違いますよ、爆弾発言の方です

真弓：そっちの方か！　いい加減にしろ！

三人：どうも、サイレンスでした。